AIセーフティ評価をRFPに入れる方法
AI開発RFPで安全性評価を要求するため、評価観点、テスト範囲、証跡、是正、検収条件を整理します。

結論
AIセーフティ評価では、機能要件だけでなく、評価観点、テスト範囲、証跡、是正を検収できる形でRFPに書く必要があります。AIはリリース後もモデル、プロンプト、データ、利用者が変わるため、初回デモの精度だけでは安全性を判断できません。
AI開発RFPで安全性評価を要求するため、評価観点、テスト範囲、証跡、是正、検収条件を整理します。
RFPに入れるべき項目
| 領域 | 書くこと | 検収証跡 |
|---|---|---|
| 対象範囲 | 評価対象AI、利用者、外部連携、対象外 | 対象範囲表 |
| 評価観点 | 評価観点、テスト範囲、証跡 | 評価ケースと結果 |
| 是正 | 是正、再試験、重大度、期限 | 改善バックログ |
| 運用 | ログ、監視、停止条件、変更時再評価 | 運用手順書 |
費用に影響する論点
AIセーフティ評価 RFPでは、開発費だけでなく、評価シナリオ作成、テスト実施、ログ分析、是正確認、レポート作成、再試験の費用が発生します。RFPでは、PoC費、本番化費、リリース前評価費、リリース後監視費を分け、モデルやデータ更新時の再評価費も別項目にします。
失敗事例
| 失敗 | 原因 | RFPでの対策 |
|---|---|---|
| デモでは安全に見えたが本番で事故が起きる | 攻撃シナリオと異常系試験がない | AI固有攻撃と誤用シナリオを試験範囲に入れる |
| 評価結果を説明できない | ログ、テストケース、判断理由が残っていない | 評価証跡を納品物にする |
| 改修後に別の不具合が出る | 回帰試験と再評価条件がない | モデル・プロンプト・データ更新時の再試験を入れる |
RFP文例
受託者は、対象AI機能について、評価観点、テスト範囲、証跡、是正を含むAIセーフティ評価計画を提出すること。評価結果、ログ、是正内容、再試験結果を証跡として納品し、発注者の承認を得るまで本番移行しないこと。
この文例は、対象業務のリスク、扱うデータ、利用者への影響、外部連携の有無に応じて具体化してください。
AllAIでの次アクション
RFPを作る前に AI開発会社 で相談先を確認し、比較観点は AI開発会社の選び方 と AI開発RFPの書き方 を併読してください。社内側の評価人材は AI学習 で育成します。
FAQ
AI安全性評価はPoCでも必要ですか?
必要です。PoCほど実データや現場プロンプトを自由に使いやすく、ログや削除条件が曖昧になりやすいためです。
評価をベンダー任せにしてよいですか?
いいえ。ベンダーに実施してもらう場合でも、発注者側が対象範囲、合否基準、残余リスクの受け入れ可否を判断する必要があります。
RFPで最も重要な成果物は何ですか?
評価計画、テストケース、評価結果、是正バックログ、再試験結果、運用監視手順です。これらがないと説明責任を果たしにくくなります。
出典と確認日
- AISI「AIセーフティに関する評価観点ガイド 第1.20版」(確認日: 2026-07-08)
- AISI「AIシステムに対する既知の攻撃と影響」(確認日: 2026-07-08)
- IPA/AISI「ヘルスケア領域におけるAIセーフティ評価観点ガイド」(確認日: 2026-07-08)
- 経済産業省「デジタルスキル標準」(確認日: 2026-07-08)
- IPA「DX推進指標のご案内」(確認日: 2026-07-08)
- IPA「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート 2025年版」(確認日: 2026-07-08)
- NIST AI Risk Management Framework(確認日: 2026-07-08)
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